第4戦で2位表彰台を得て、復活の狼煙を上げた#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT。後半戦に突入するこの鈴鹿から巻き返しを図りたい。
午前中のフリープラックティスはレッドフラッグが多く出てしまい、まともに走行するチャンスが少なく、序盤は下位に沈んだ。しかし、ここで課題を見つける事が出来て、GT500 クラスの専有走行には車のセットアップが進み、2番手のタイムを記録する事が出来た。
予選に向けてチームの雰囲気は良い。

Q1 のアタッカーは大津弘樹選手だ。大津選手は午前のセッションでタイムアタックが出来ておらず、どの程度、自分のパフォーマンスを発揮出来るか見えなかったが、1分46秒台のタイムを叩き出し、見事にQ1を突破する事に成功した。

Q2は太田格之進選手だ。セッション半ばまでピットで待機し、コースイン。しっかりとタイヤを暖めてアタックラップへ入って行った。
太田選手は午前のタイムを更新したものの、わずかな差で3位となった。明日は2列目からのスタートなので、十分に優勝を狙えるポジションだ。是非、明日のレースに期待して欲しい。
「フリープラックティスの走り出しは大津が担当していたのですが、あまりコメントが良くありませんでした。セッション中にセットを変えていって、500の専有でトップは獲れなかったものの、2番手のタイムだったので感触良く終われたので予選に期待していました。午前中速かっただけに、セットをどこまで詰めて行くか決めづらかったのもあり、足りないところがあったのだと思います。でも、明日は頑張ります」
「ポールを狙っていたので、獲れなかったのは悔しかったですけど、結果的に3位ということで、十分に優勝を狙える位置なので明日のレースが楽しみです。この結果はある程度は満足していますが、悔しさも残っている微妙な印象が残っていますが、今回は優勝が一番の目標ですし、明日のレースまでしっかり準備して結果を残したいです」
「Q1はドライビングを車に上手く合わせるのが難しかったのですが、何とかギリギリ 8番手で突破する事が出来ました。Q2は太田選手がポールを獲ってくれると思っていたので、Q2に向けてアグレッシブなセッティングになったと思うのですが、ちょっと足りない部分があったかも知れません。明日は3番手スタートなので、勝つチャンスはあると思っています。精一杯頑張ります」
第4戦の富士で順位は納得出来るポジションでは無かったが、全戦でポイントを獲得し、安定したパフォーマンスを発揮出来ている。

午前のセッションではレッドフラッグが多くでてしまい、なかなか車のバランスを確認する事が出来なかったが、いくつか気になる点を改善して、セッション終盤のGT500クラスの専有走行でタイムアタックを行ったところ、見事にトップタイムをマークする事が出来た。午後の予選に向けてチームの士気を上がった。
Q1は野尻智紀選手。野尻選手は午前のタイムを更新し、5番手で Q2の佐藤蓮選手につないだ。

午前のセッションでトップタイムをマークした佐藤選手はポールポジション獲得のために気合が入っていたが、スプーンカーブでコース外に飛び出してしまい、その周のタイムが抹消となってしまった。しかし、まだ1周タイムアタックする時間が残されており、何とか4位のタイムを記録する事が出来た。
優勝も狙えるポジションからのスタートなので、明日は今季最高のパフォーマンスを魅せたい。
「車のセットアップも上手くいっているので、当然ポールを狙っていましたが、4輪脱輪でタイムを出し切れなかったのは残念。でも、あの蓮の意気込みや気迫は評価してあげたいね。ミスをしたと言っても 4番手で優勝を狙えるポジションにいるし、車のバランスも良いので、優勝を狙って行きます」
「走り出しのドライバーの感触はあまり良く無かったのですが、セッション中に何とかうまく合わせ込む事が出来て、500の専有でトップタイムを獲る事が出来ました。予選は他車もタイムを確実に上げてくるので、車のセットを変えて行きました。その方向性がQ1ではあまり良く無かったので、Q2に向けて少し修正をして蓮に託して、凄く良い走りをしてくれたのですが、4輪脱輪してしまいました。しかし、車のスピードはあるので明日の決勝は楽しみにしています」
「明日は4番手からのスタートになります。調子が良い車でしたので、車の状態を見ながらQ1からQ2の蓮につなげられたと思っています。蓮は素晴らしいアタックをしてくれましたが、コースをはみ出してしまい、タイムが抹消となってしまいました。しかし、限界ギリギリまで攻めていた気迫を感じた予選で、明日へのモチベーションが更に上がりました。決勝のペースも良さそうなので、明日、しっかり戦って結果を出したいと思います」
「野尻さんから良いフィードバックをもらって、車もQ2に向けて更に良くなったのですが、車が良くなった以上にボクが攻めすぎてしまい、コースオフしてしまいました。ポールを獲れるポテンシャルがあった車だと思いますので悔しいですけど、自分のミスは自分で取り返さないといけないので、優勝出来るように頑張ります」
晴天に恵まれた鈴鹿サーキットは酷暑の中、ウォームアップ走行が始まった。トップとの差は0.3秒差で4番手のタイムをマーク。車のコンディションは良く、決勝は期待が持てそうだ。
スタートドライバーは大津弘樹選手。警察車両先導のパレードラップ、フォーメーションラップの後にスタートが切られた。大津選手は順位を落とす事なく、1コーナーをクリア。そして逆バンクからダンロップコーナーへ向けて1台をパスし、2番手に浮上。車のバランスは良さそうだが、ペースの良いチームメイトに2周目のシケインで抜かれてしまう。

5周目から300クラスのラップダウン車両が出始めた。2番手と徐々に差が開き始め、4番手の車両が背後まで迫ってきてしまった。
17周目に300クラスの車両がコースアウトしてしまい、FCYが出された。次の周に解除されたが、リスタートで抜かれてしまい、4番手にドロップ。なかなかペースが上がらず、ここでルーティンのピットイン。
太田格之進選手に交代。13番手でコースに復帰。ペースは良く、21周目にポイント圏内の10番手まで回復。

太田選手のペースは良い。34周終了時点で全車がルーティンのピットインを済ませ、3番手を走行。
46周目に300車両が130Rでコースアウト、クラッシュ。FCYが出され、すぐにSCが導入された。車両回収やクラッシュパッドの処理に時間がかかり、SC導入のままチェッカーフラッグとなった。2戦連続の表彰台を獲得し、今後のチャンピオンシップが楽しみになってきた。

「走り出してみたら、あまり調子は良く無かったね。でも調子が悪くても3位表彰台は上出来だと思います。あと、第1-2戦はノーポイントだったけど、前回、今回と2回連続表彰台と獲れたのは大きいね。調子が上向いてきたので、次回のSUGOも大量ポイントを獲得してチャンピオン争いを優位に進めたいね」
「ウォームアップは悪く無かったのですが、レースがスタートしたらなかなかペースを上げる事が出来ませんでした。まだまだ車のセットが決まってなくて、速さが足りていなかったのだと思います。しかしながら、前回のレースと今日のレースでだいぶデータも取れたので、次のレースでは車のパフォーマンスをワンランク上げられると思っています。2戦連続で表彰台獲得出来て結果としては悪く無いので、更に上を目指して頑張りたいと思います」
「2戦連続の表彰台でポイントも獲れたのでチャンピオンシップを考えると良かったと思います。勝てなかったのは残念ですが、チームメイトの16号車も優勝してくれたのと、プレリュードが表彰台独占というのも素晴らしい事だと思います。ボク達がまだ勝ててないのは悔しいですが、次ぐらいには期待を込めて勝ちたいと思います。次のSUGOに向けてしっかり準備していきたいと思います」
「スタート直後に2位に上がれたのでそのまま順位をキープしたかったのですが、なかなかペースを上げられなくて、試行錯誤したのですが、ピットインの時には前に離されてしまって、ギャップを縮めるのは難しく苦しい展開になってしまいました。そんな状況でも表彰台でポイントを獲得出来たのは良かったと思います。次回に向けて更に良いレースが出来るように頑張りたいと思います」
昨日の予選で悔しい思いをした#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTは、決勝へ向けたセットには自信を持っており、スタート前のウォームアップ走行ではトップタイムをマークした。決勝では何とか結果を残したい。
スタートドライバーは野尻智紀選手。警察車両先導のパレードラップ、フォーメーションラップの後にスタートが切られた。クリーンスタートを決めた野尻選手はヘアピンまでにひとつポジションを上げて3番手に浮上。
野尻選手のペースは良く、2周目のシケインで2番手に浮上。
5周目から300クラスのラップダウン車両が出始めた。前とのギャップを詰めるチャンスで、野尻はじわじわと差を縮めて行き、9周目でトップの背後に迫ったが、ペースがほぼ同じな為、なかなか抜くに至らない。17周目に300クラスの車両がコースアウトしてしまい、FCYが出されたが、すぐに解除されリスタートが切られた。
次の周にトップ車両がルーティンのピットインを行い、ここで暫定トップに躍り出る。

22周目にピットインし、佐藤蓮選手に交代。ピットアウトしてコースインした時に、順位を争っていた車両の前に出たが、スプーンカーブの手前で抜かれてしまった。この時点で9番手を走行。
34周終了時点で全車がルーティンのピットインを済ませ、2番手を走行。トップ車両の背後に迫るが、なかなか抜けない。36周目のシケインで前車のインを刺して、一瞬トップに立つものの、1コーナーで抜かれてしまう。
しかし、次の周の130Rでトップ車両が300クラスの車両に引っかかってしまったところを見逃さず、佐藤選手はついにトップに立つ。その後は2番手の車両を少しずつ引き離していった。
46周目に300車両が130Rでコースアウト、クラッシュ。FCYが出され、すぐにSCが導入された。
車両回収、クラッシュパッドの処理に時間がかかり、SC導入のままチェッカーとなった。

16号車は嬉しい今季初優勝となった。佐藤選手は記念すべきGT初優勝を成し遂げた。
今のところ全戦でポイントを獲得し、ランキングも2位に浮上。この調子を維持して戦って行きたい。

「前回の富士でドライバーに良い車を用意出来なかったので、今回は気合を入れてチーム皆んなで良い車を作り上げる事が出来ました。でも、ドライバーの技量も良くないと結果は出せないので、ドライバーも良く頑張ってくれたし、総合力が上がってきた結果だと思います」
「申し分ないスピードで野尻も乗れていて、前を見て戦略を練れたのも良かったですし、蓮も昨日のミスをここで見事に挽回してくれたので素晴らしかったです。本当に優勝出来て良かったです」
「ようやく勝てました。4番手からのスタートで、ボクのスティントで順位を上げて行くことが出来れば優勝出来る可能性が高いと思っていました。そこでしっかり順位を上げる事が出来たので、手応えはありました。蓮も果敢なアタックを繰り返してくれて、最後は順位を争っている相手のミスを誘い出す事も出来たと思っています。本当に素晴らしい勝利だったと思います。次回のSUGOもまた良いレースをしてポイントを稼ぎたいと思います」
「昨日の予選では凄く悔しい思いをして、絶対にポールを獲れる車だったので、自分のミスは自分で取り返すしかないと思って戦いました。1stスティントでは野尻さんが2台抜いてくれたので、あとはトップ車両を抜くだけだったので、いいところで抜く事が出来ました。車も良かったのであとは自分のペースで走る事が出来ました。GT初優勝なのでとても嬉しいです。次回のSUGOもしっかり戦えるように準備していきたいです」
鈴木亜久里監督のコメント
「予選でプレリュードが上位を占めたので好調であることは間違いないと思っています。フリープラックティスでは2位だったんですけど、予選では前を走っていた車がコースアウトしてしまって、少しアクセルを戻してしまったので、コースインさせるタイミングを誤ったのかも知れません。
明日はタイヤのマネージメントが重要になってくると思います。予選はミスがあったものの、ポジションは悪く無くて、十分優勝を狙えるので頑張って行きたいです」