レポート Report

決勝はフルウェイトでの3時間レースなのでとにかく結果をお見せしたい

第3戦マレーシア戦が中止から延期になり、最終戦のもてぎ大会の土曜日に代替戦が行われることになった。

例年、この第7戦はサクセスウェイトが半分になるが、代替戦が行われることになった為、フルウェイトでレースが行われる。また、第7戦は時間レースで3時間のレースが開催されるが、シリーズの中で最も長いレースとなる。

テキスト

そのため、決勝を見据えたセットアップが重要になってくるので、土曜日午前中のフリープラックティスでは決勝のセットを中心にメニューを消化していった。

専有走行で予選のセット確認を行う予定だったが、チームメイトがコースアウトしてしまいそこでセッションは終了になってしまった。

Q1は大津弘樹選手が担当。2周のウォームアップのあと2ラップのアタックを行ったが、12番手で惜しくもQ2進出を逃してしまった。しかし、明日は3時間のレースで、前に出られるチャンスはあると思うので、大量ポイント獲得を目指して準備を進めていきたい。


鈴木亜久里監督のコメント

「予想していたより上手く行かなかったね。PRELUDE-GTは全体的に速かったので、車自体に大きな問題は無かったと思うし、バランスも良かったと報告を受けている。ちょっと守りに入ってしまったところがあるかもね。明日は2回ピットインがあって、チャンスも沢山あると思うので、アクシデント無くレースが進めば、ボク達は良い結果を得られると思っている。是非、応援して下さい」


田中洋克チームディレクターのコメント

「フリー走行ではロングラン重視のセットを進めたので、予選のスピードの確認が出来ないまま予選になってしまい、その影響が出てしまったと思っています。そのような状況だったとしても、Q1を突破出来なかったのは非常に残念でした。しかし、明日は3時間のレースですし、給油の時間も考えれば前に出られるチャンスは十分あると思っていますし、決勝のセットは良かったので何とか挽回出来ると考えています」


太田格之進選手のコメント

「予選は思うように行かなかったのですが、明日は3時間のレースなので追い上げるチャンスはあると思っています。ピット戦略もそうですが、ロングで速い車を今日しっかりと作り上げて準備していきたいと思います。応援宜しくお願いします」


大津弘樹選手のコメント

「Q1を担当して、12位で終わってしまい、Q2に繋げる事が出来なかったので責任を感じています。アタック自体はもう少し詰めていけるところもあったので、悔しい予選になってしまいました。しかし、明日は3時間のレースなので、ひとつひとつポジションを上げて自分達のレースが出来れば良い結果になると信じています。応援宜しくお願いします」

メカニックの素晴らしい仕事を決勝レースで活かしたい

前回のSUGOでは300クラス車両のスピンに巻き込まれてしまい、大きな損傷を受けた#16 ARTA MUGEN RELUDE-GTは、ボディカウルをほぼ全部交換しなくてはならないほど大きなクラッシュだった。

モノコックには大きな影響がなかったので、今までのパフォーマンスを維持出来るように取り組んで行きたい。

今回はシリーズ最長の3時間レースになるので、決勝のセットを中心にフリープラックティスを行った。

車のバランスは良く、予選へ向けたセットの確認を行う予定だったが、専有走行で佐藤蓮選手がコースアウトしてしまう。フロント周りが破損してしまい、予選に間に合うかどうかが心配されたが、メカニック達の迅速な対応により、何とか間に合わせる事が出来た。

Q1は野尻智紀選手がアタックを行った。予選のバランスに多少の不安があったものの、ベテランの野尻選手は見事な走りで9番手。Q2進出を決めた。

続く佐藤蓮選手は、午前のクラッシュの挽回をしようと渾身のタイムアタックを行った。予選向けのセットが完了していない状態で7番手のタイムを叩き出した。

明日は7番手から表彰台を目指して頑張りたい。


土屋圭市監督のコメント

「クラッシュして直して、予選走って、セットアップが予選向けに出来ていなかったので8号車同様、守りに入ってしまった部分があるかも知れません。決勝のセットは悪く無いので、明日のスタートから3時間後を楽しみにしていて下さい」


田中洋克チームディレクターのコメント

「8号車と同じく、レースセットを重視して午前の走行を行いましたが、専有走行でクラッシュしてしまいました。車の修復は予選に間に合ったのですが、予選へ向けたセッティングが出来なかったので、その影響が少なからず出たかも知れません。そんな状況でも何とかQ1は突破出来てQ2へ進出出来たので良かったです。明日は、給油時間を考えれば前に出られるチャンスはあると思っていますので、しっかりと準備していきます」


野尻智紀選手のコメント

「予選はもう少し上のポジションに行きたかったとボクも蓮も思っていますが、明日のレースは長いですしロングのセットはしっかり確認も出来ましたし良いフィーリングなので、3時間攻めきれれば良い結果が出せると思っています。応援宜しくお願いします」


佐藤蓮選手のコメント

「フリー走行で車を壊してしまいましたが、メカさん達が素晴らしい早さで車を修復してくれたので無事に予選を走る事が出来ました。予選の結果は7番手でまずまずの結果を出せたと思います。昨年もここでは強いレースが出来ましたし、燃費も良いと思いますし、今日も決勝重視でセットを進めましたので、明日は追い上げて行ける自信もあるので、表彰台には絶対に乗りたいと思っています。応援宜しくお願いします」

予選12位から決勝6位までアップするも満足せず次回もてぎでのリベンジ誓う

昨日のフリー走行では決勝に向けたセットアップのフィーリングは良かったが、スタート前のウォームアップではフィーリングが変わってしまい、順位が低迷してしまった。スタート前までにセットの見直しを行った。

1周のパレードラップとフォーメーションラップの後、スタートが切られた。スタートドライバーは大津弘樹選手。

クリーンなスタートを切ったが、1周目は順位をひとつ落としてしまい13番手を走行。

チームメイトが8周目にピットインしたため、順位は元の位置に戻った。更に他車のピットインもあり、14周目には11番手、18周目にはポイント圏内の10番手を走行。23周目に他車のピットインがあり9番手までポジションを上げた。

24周目に300クラスの車両がコースアウト、セーフティーカーが導入された。

26周目にメインストレートで隊列を整える為、停止。28周目にリスタートが切られた。このタイミングで数台がピットインを行い、この時点での順位は7番手。1時間経過した33周目にルーティンのピットインを行い、太田格之進選手に交代。他車のピットインもあり、38周目で12番手。トップの車両がピットインし、46周目の時点で11番手に上がるが、翌周にひとつ順位を落としてしまう。車のフィーリングはウォームアップよりは改善されたものの、十分なパフォーマンスを発揮出来るレベルでは無かったようだ。

50周目に300車両がコースアウト。FCY導入のあと、セーフティーカーに切り替えられた。52周目のストレートに一時停止し、整列が行われた。セーフティーカー先導中に300車両がコース脇でストップしてしまった。

コースアウトした車両の回収は終わり、セーフティーカー導入中に止まった車両は自力で再スタートを切る事が出来た。

55周目にレースがリスタートされた。リスタートの周にルーティンのピットインを行う車両が多く、57周の時点で5番手を走行。数台のルーティンのピットインがあり、66周目でトップを走行。

71周目に最後のルーティンのピットインを行いコースへ送り出した。72周の時点で8番手を走行。翌周には1台抜いて7番手。トップが見える位置にいて、その差は6秒。しかし、300車両のラップダウンに引っかかってしまい、なかなか差を詰められない状況が続いた。

78周目に再度FCYが導入された。メインストレートにデブリが見つかり、その回収の為だ。回収はすぐに済み、同周回中にリスタートが切られた。

前車にドライブスルーペナルティが課せられ、順位を6番手に上げた。

終盤は激しい4番手争いになったが、3時間が経過してしまいチェッカー。6位でレースを終えた。


鈴木亜久里監督のコメント

「序盤は燃費走行しながら終盤に勝負をかける作戦で戦いました。6位にはなれましたが、もう少しスピードが無いとこれ以上順位を上げる事は難しいね。でも、予選のポジションを考えれば、6位でしっかりポイントを獲れたのは評価できると思っている」


田中洋克チームディレクターのコメント

「ウォームアップではバランスが良く無くてレースも心配していました。しかし、走り出してみたら特に悪くも無く、戦えるレベルのペースは維持出来ていました。しかし、セーフティーカーが2回出た中で、上手く作戦を合わせる事が出来なかったのが敗因だったと思います。他車のピットインの様子も見計らいながらベストのピットインのタイミングを探していましたが、それも噛み合いませんでした。車の仕上がりは決して悪く無かったのでそれを生かせなかったのが悔しいですが、予選の位置を考えれば悲観する事は無いと思っています。代替戦と最終戦に向けて良いパフォーマンスを発揮出来るように頑張ります」


太田格之進選手のコメント

「予選12位から決勝で6位になり、ポイントを獲れたのは良かったと思っています。しかし、狙っていたのは優勝だったので、それには遠く及ばなかったので悔しいです。ボク達はまだ優勝出来ていないですし、プレリュードが4連勝出来ている中で、もてぎでは優勝したいと思います。ありがとうございました」


大津弘樹選手のコメント

「決勝は6位で終わりました。予選のポジションを考えると大幅にポジションを上げる事が出来ましたが、戦略や展開次第ではもっと順位を上げられたと思っています。ボクのスティントはペースを上げられない場面もありましたが、燃費走行をしなければならないシチュエーションもありました。太田選手もトップグループと同じスピードで走ってくれましたが、上位には届きませんでした。まだ2戦残っているので、今回の事を次のレースに生かせるように頑張ります。ありがとうございました」

2回目のSCに順位アップを妨げられるも残り2レースは全部勝ちます

決勝前のウォームアップでは2番手のタイムを記録する事が出来た。決勝へ向けて非常に良い雰囲気になった。スタートドライバーは野尻智紀選手。

クリーンなスタートで順位をキープしながら周回を重ねた。順位を上げるのが難しかった為、早めのピットインを行い、クリーンエアの中での走行を選んだ。

野尻選手は8周目にピットインし、給油、タイヤ交換を行って戦列に戻った。ライバル達のラップタイムが落ち込んでいる中、野尻選手はライバル達より1-2秒速いタイムで周回を重ねる。狙い通りの展開になり、この後のポジションアップが期待された。

トップの車両が14周目にピットイン。順位をひとつ上げてこの時点で13番手。18周目に他車のピットインもあり、12番手を走行。23周目に他車のピットインがあり、11番手。

24周目に300クラスの車両がコースアウト。セーフティーカーが導入された。

26周目にメインストレートで隊列を整える為、停止。16号車としては、前車との差が縮まり有利な展開になった。

28周目にリスタートが切られた。数台がピットインを行い、この時点で順位は9番手。この後は接近戦になり、激しいバトルが繰り広げられる。野尻選手は見事な展開で順位をキープし続ける。1時間経過した33周目にチームメイトのピットインがあり8番手。更に他車のピットインも始まり、37周目には2番手までポジションを上げた。

しかし、ひとつ後ろの車に41周目に抜かれてしまう。トップ車両がピットインし、2番手に浮上。序盤の作戦が上手く噛み合った。

50周目に300車両がコースアウト。FCYのあと、セーフティーカーが導入された。52周目のストレートに一時停止し、整列が行われた。セーフティーカー先導中に300車両がコース脇でストップしてしまった。

コースアウトした車両の回収も終わり、コース脇に止まってしまった車両は自力でコースに復帰し、55周目にリスタートが切られた。

野尻選手は56周目にピットインし、佐藤蓮選手に交代。11番手でコースに復帰。58周目には10番手を走行。61周目に前車を抜いて9番手。前車との差は1秒前後だが、なかなか抜くまでには至らない。

78周目にFCYが導入された。メインストレートにデブリが見つかり、その回収の為だ。回収はすぐに済み、同周回中にリスタートが切られた。

前車にドライブスルーペナルティが課せられ、順位を8番手に上げたが、85周目の攻防で300車両に引っかかってしまい順位を元に戻してしまう。

その後は膠着状態が続いき、背後の車に迫られてしまい、94周目に追突されてしまう。順位を落とさずに周回を重ねる事が出来たが。3時間が経過してしまいチェッカーが振られた。9位でレースを終えた。

序盤は作戦通りの展開でトップを争える競争力を魅せたが、2回目のセーフティーカーの影響もあり、最後までトップグループに残る事は出来なかった。しかし、戦略は的を射ていたし、車のパフォーマンスも非常に良かったので、この良い雰囲気を維持し、残りの2レースを戦って行きたい。


土屋圭市監督のコメント

「2回目のセーフティーカーの前にピットに入れれば勝機はあったのですが、これもレースなので仕方無いです。野尻は良い展開で順位を上げてくれたと思っています。序盤のピットインは自分のペースで速く走れる事と、燃費を稼ぐ事が目的でした。野尻にとっては過酷な条件ではありましたが、1回目のセーフティーカーでは狙い通りだと思っていましたが、ちょっと引っ張りすぎました。でもここ数戦は車の速さもあるので、もてぎでは良い結果で今シーズンを締めくくりたいと思っています」


田中洋克チームディレクターのコメント

「ある程度、作戦の幅を持ってレースに挑む事が出来ました。ピットインのタイミングも選択肢があり、8周目にピットインしたのですが、そのあとにセーフティーカーが入ってしまい、そこまでは作戦的には上手く行っていました。2回目のセーフティーカーで作戦が機能しませんでした。もちろん想定はしていたのですが、あと、2-3周遅くセーフティーカーが出ていれば、その前にもう一回ピットイン出来たのですが、こればかりはレースなので、何が起こるか分からない中で作戦を考えて行かなければなりませんが、結果的には上手く行かなかったので、もったいなかったと思っています。次のもてぎは頑張ります」


野尻智紀選手のコメント

「残念ながら9位でレースを終えました。序盤の展開は良かったと思っています。2回目のセーフティーカーのタイミングは自分達にとって良く無かったと感じています。ペースももう少し上げたいと思っていましたが、燃費も考慮しなくてはならなかったのと、2回目のセーフティーカーでは作戦通りに行かず、劣勢になってしまいました。
今回は我慢のレースを強いられる展開になってしまいましたが、もてぎではフリー走行から積み上げて2レース優勝出来るように頑張ります。ありがとうございました」


佐藤蓮選手のコメント

「求めていた結果とはかけ離れてしまいましたが、一時はトップを快走するなど、車のパフォーマンスは良かったと思います。セーフティーカーのタイミングに翻弄されてしまいましたが、課題もあれば良かったところもあるので、しっかり準備してもてぎで2連勝したいです。まだタイトルの可能性も残っているので、フルプッシュでチャレンジしていきたいと思っています。応援ありがとうございました」

Round.7 / 2026